楽器初心者に勧めたいトロンボーンの魅力!
楽器を始めてみたいけど、どんな楽器をやろうか迷っていませんか?
花形ではトランペットやサックス、ギターなど華々しい楽器もたくさんあり、決められませんよね。
でも、今回はあえてそんな王道楽器の魅力ではなく、トロンボーンという楽器を紹介してみたいと思います。
これを読めば、トロンボーンを始めたくなること、間違いなしです!
トロンボーンとは?
トロンボーンの歴史
トロンボーンは15世紀に生まれ、ドイツのハンス・ノイシェルが今の形にしました。元々トランペットから派生した楽器であるため「大きなラッパ」を意味する「トロンボーン」という名前が定着しています。
昔は協会などで使われることが多く宗教的で神聖なイメージの強かったトロンボーンですが、ベートーヴェンの「運命」で初めて交響曲に組み込まれました。
そこからオーケストラの楽器として定着し、今日では様々なジャンルで活躍しています。
トロンボーンの特徴-「スライド」の存在
トロンボーンが他の楽器と大きく違うもの、それは前に長く出ているスライドです。
バルブやロータリーなど、押す機構が採用された他の楽器とは違い、長さで音程が上下するスライドの機構は、まさにトロンボーン最大の特徴です。
唯一音をつなげて演奏できる機構を持っているために、さまざまな場面でトロンボーンならではの味を出すことができます。
トロンボーンが活躍するジャンル
トロンボーンはさまざまなジャンルで活躍していますが、
主には
- 吹奏楽
- クラシック
- ジャズ
などで活躍することが多いです。
時に馬力のあるド派手な音色でバンドを引っ張り、時にハーモニーの中核を担い、時におしゃれな音程の上下ができるトロンボーンは、どんなジャンルでも活躍の場面がみられるかっこいい楽器です。
トロンボーンの魅力
最大の魅力はやはり「スライド」!
トロンボーン最大の魅力はやはりスライド!
音程を巧みに上下させられる柔軟性と、視覚面でもわかる躍動感が見る人・聞く人の心をわしづかみにしてしまいます。
特に異なる2音間で音程をつなげて演奏する奏法は、曲の中での細かいニュアンスを作り出してくれます。
それは特に躍動感として、時に些細な音楽の動きとして様々な働きを演出します。
迫力は金管楽器の中でも1番!?
実はトロンボーンは「3本あればバンドの音量バランスを壊せる」と言われるぐらい音量的にも迫力を出せる楽器です。
人間に近い音域帯であり、ストレートに音が鳴りやすい構造であるためですね。
それゆえに、バンドであれば音楽の盛り上がりを演出し、1人でもメリハリのある演奏をしやすいです。
上手く使えば聞いている人の心をグッとつかんでしまうことだってできます!
美しいハーモニーを担う器用さも
先ほど触れたように元々トロンボーンは教会音楽で活躍していました。
教会音楽で重要なのは神聖さであり美しさです。
その中でトロンボーンは、スライドという微調整可能な機構を使い、3本でハーモニーを形成する役割を担っていました。
そのため、派手に音楽を盛り上げ、細かいニュアンスを出せるトロンボーンは美しいハーモニーを作りだす楽器としても重宝されています。
まとめ
ここまでトロンボーンの簡単なご紹介をしましたがいかがでしたか?
トランペットやサックスなどに知名度などでは劣っていますが、細かいニュアンス、迫力、美しいハーモニーを演出できる楽器として多くの場面で活躍しています。
1人でいろんな役ができるトロンボーン、楽しいですよ!
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