おすすめのサウンドトラック作曲家 -下村陽子-
さまざまなサウンドトラックの楽しみ方を、サウンドトラック作曲家を通じて紹介するこのコーナー。
前回は、テクノとオーケストラの組み合わせでこれ以上ないかっこよさを演出する菅野祐悟さんをご紹介しました。
今回はオーケストラのまっすぐな演奏で感情を揺さぶる音楽を作り出す下村陽子さんをご紹介します。
下村陽子とは
下村陽子(しもむらようこ)さんは、ゲームミュージックを主に作曲する作曲家です。
カプコンからスクウェア(現スクウェア・エニックス)と渡ってフリーとなったため、「ストリートファイターⅡ」や「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」などを始めとして、2社のさまざまな有名作品に携わりました。
自ら「直情型」と称しているほど非常に直感的で感情に訴えかける曲が多く、また16ビートのバトル曲を「下村節」として得意としています。
代表作
ゲーム「ストリートファイターⅡ」より リュウのテーマ
まずは、ゲーム「ストリートファイターⅡ」より リュウのテーマ です。
カプコン在籍時代のサウンドトラックで一番有名なのは、やはり世界的に有名な「ストリートファイターⅡ」です。
中で、メインキャラクターのリュウのテーマは、限られた音源で空手をメインとした独自占術で戦うリュウらしさを見事に表現しています。
しかも、16ビートの下村節も効いており、聞くだけでストリートファイターファンはリュウを使ってバトルに繰り出したくなってしまいます。
(筆者はあまりストリートファイターは知りませんが、それでもリュウの知名度が高いのはこの曲の爽快感の高さゆえかもしれませんんね)
ゲーム「ファイナルファンタジーXV 」より Apocalypsis Aquarius
次はゲーム「ファイナルファンタジーXV 」より Apocalypsis Aquarius です。
スクウェア・エニックスが2016年に発売したファイナルファンタジーのナンバリング最新作、ファイナルファンタジーXV の音楽も下村さんが担当しています。
開発発表から10年ぶりの発売とあって、大きい期待から賛否両論あった作品ですが、音楽は素晴らしいものばかりでした。
リヴァイアサン戦で使われたこの曲は、コーラスやストリングスを総動員してボスバトルの壮大感を演出しており、やりごたえのある戦闘に一役買ったのではないでしょうか。
(FF15も残念ながらプレイしていませんが、この曲はよくCMなどで流れていて鳥肌が立ったのを覚えています)
ゲーム「キングダムハーツ2」より The Other Promise
最後は、ゲーム「キングダムハーツ2」より The Other Promise です。
FFと並んで、スクウェア・エニックスの大人気シリーズ「キングダムハーツ」も下村さんが担当しています。
キングダムハーツでは、下村さんの直情的な音楽の良さがよく出ており、音楽と相まって泣けるシーンも多かったです。
この曲は、悲しい現実を背負ったロクサスという少年に関わるストーリーで流れることが多く、この曲あるところに泣きポイントあり、みたいな状態でしたね笑
まとめ
下村陽子さんのサウンドトラックをご紹介しました。
ゲームミュージックで培った、感情を揺さぶる音楽の数々。
気に入った作品でぜひ聞いてみてください!
ちなみに、曲に触発されてもっと叙情的な表現をしたいと思った人は、
ぜひCoolish Musicを利用してみてください。
特に感情をこめて演奏するには、背景の基礎技術が一番大事になります。
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