おすすめのサウンドトラック作曲家 -菅野よう子-
サウンドトラック作曲家を通じて、サウンドトラックの良さや楽しみ方を知ってもらうためのこのシリーズ。
前回は金管・弦楽器のオーケストラサウンドを得意とし、数々の人気作で音楽を手掛けた服部隆之さんをご紹介しました。
今回は、アニメやCMの音楽に多大なる影響を与え、他に類を見ない引き出しを持つ菅野よう子さんをご紹介します。
菅野よう子とは
菅野よう子(かんのようこ)さんは、CM・映画・ドラマ・アニメなど幅広く音楽を手掛ける有名作曲家です。
菅野さんの音楽の引き出しの多さは、たくさんの著名人や劇伴作曲家から絶賛されています。
なかでも、CMでは500本以上の音楽を製作して「CMソングの女王」とよばれ、アニメでは「アニメサントラを変えた」とまで言われるほどです。
数々のアーティストに楽曲提供したり、東日本大震災の復興ソング「花は咲く」も手掛けるなど、サウンドトラックに限らず、さまざまな場面で活躍しています。
代表作
大河ドラマ「おんな城主直虎」より 天虎~虎の女
まずは、大河ドラマ「おんな城主直虎」より 天虎~虎の女 です。
この曲はOPテーマで、菅野さんのオーケストラサウンドの神髄がいかんなく発揮されています。
とくに、駆けるような弦楽器の動きは、広い世界を感じさせるものがあり、
作品を見たことがない人でも、作品の持つ力に耳をうばわれるでしょう
アニメ「マクロスF」から 星間飛行
続いて、アニメ「マクロスF」から 星間飛行 です。
マクロスを代表する挿入歌である星間飛行を手掛けたのも、実は菅野さんです。
サビ前の「キラッ☆」が印象的で、先ほどの「直虎」と同じ人が作ったとは思えないような透明さと可愛さを持っていますよね。
もはやマクロスを知らない人でも知っているヒットソングです。
(自分もマクロスを始めて見たのは後の「マクロスΔ」からですが、この曲は知っていました)
ちなみに、菅野さんがアニメに初めてかかわったのは同じマクロスシリーズの「マクロスプラス」で、
この「マクロスプラス」での菅野さんの音楽がきっかけで「アニメサントラを変えた」とまで言われています。
アニメ「カウボーイビバップ」よりTanK!
最後は、アニメ「カウボーイビバップ」よりTanK! です。
このアニメの有名な主題歌なのですが、今でもいろんなテレビ番組に挿入されることが多く、
もはやアニメを知らなくても、この曲は知っている層も多いのではないでしょうか。
(筆者も調べるまで往年のジャズナンバーだと思ってました笑)
やはり「マクロス」や「直虎」とは全然違うゴリゴリのジャズで、同じ人が作ったとは思えませんよね。
それぞれの音楽に共通の特徴が少なくても、作品によって変幻自在な菅野ワールドを繰り出せるのが一番の菅野さんの強みです。
まとめ
今回は菅野よう子さんのサウンドトラックをご紹介させていただきました。
どんな世界観でも理解し、作品毎に全く違う音楽を創造するゴールデン器用な菅野さんの音楽、
気に入ったサウンドトラックはぜひ聞いてみてくださいね。
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