おすすめのサウンドトラック作曲家 -浜口史郎-
おすすめのサウンドトラック作曲家を通じて、サウンドトラックの楽しみ方を紹介するこのシリーズ。
前回は壮大さとここぞという時のボーカルが印象的だった椎名豪さんを紹介しました。
今回は、多方面で活躍し、音楽の中に壮大さも柔らかさも組み上げる浜口史郎さんをご紹介します。
浜口史郎とは
浜口史郎(はまぐちしろう)さんは、アニメやゲームのサウンドトラックを数多く手掛ける作曲家です。
「クレヨンしんちゃん」「ワンピース」「ファイナルファンタジー」など有名アニメ・ゲーム作品を数多く担当しており、
『名作品に浜口史郎あり』と言わんばかりの活躍を見せています。
オーケストラ編曲が得意で壮大な世界観と柔軟性のある音楽観が魅力です。
(個人的に好きな「SHIROBAKO」「TARITARI」などP.A.WORKS作品も数多く手掛けています)
代表作
アニメ「ガールズ&パンツァー」より 戦車行進曲!
まずは、アニメ「ガールズ&パンツァー」より 戦車行進曲! です。
動画は劇場版のものですが、一時期非常に人気を博した「ガールズ&パンツァー」の戦車道を真っすぐ表していますよね。
女の子と戦車、と言う異質の組み合わせを違和感なくマッチさせたのは、柔も豪も扱える浜口さんの力も大きいと感じます。
ちなみに、元ネタは下の大脱走のテーマらしく、冒頭は本当にそのままです。
こういったオマージュが入れられる遊び心もいい曲が作れる1つの要因ですね。
アニメ「ワンピース」より ルフィ猛攻!
続いて国民的アニメ「ワンピース」より ルフィ猛攻! です。
新世界に入ってから麦わらの一味のかっこいい場面でよく使われることが多く、ワンピースを見たことがある人なら好きな人も多いでしょう。
安定感のある序盤のメロディと途中で切り替わる開放感のある高音のメロディが、海賊のアウトローなカッコよさを演出しています。
アニメ映画「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」より ひろしの回想
最後はアニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」より ひろしの回想 です。
浜口さんがクレヨンしんちゃんの音楽を担当したのは4作品のみですが、
この「オトナ帝国の逆襲」や賞も受賞した「アッパレ!戦国大合戦」など、特に人気の高い作品が多いです。
中でも、「オトナ帝国の逆襲」のこの曲は屈指の名場面で使われた曲で、遠い日の懐かしさとともに愛情を感じられる曲です。
(中盤のゆったりとした笛の使い方とか、親とか祖父母を思い出したくなりますとよね)
まとめ
今回は浜口史郎さんのサウンドトラックをご紹介しました。
柔も豪も使い分け、王道もアウトローもあったかさも表現する浜口サウンド。
ぜひ気になる作品のサウンドトラックで確かめてみてくださいね。
ちなみに、曲を聞いてもっといろんな表現をしてみたい!と思った人は、
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楽器にはサウンドトラックの様にいろんな音を出せる可能性があります。
好きな世界を表現できるように、Coolish Musicはいつでも力になりますよ!