おすすめのサウンドトラック作曲家 -藤澤慶昌-
サウンドトラック作曲家をご紹介して、サウンドトラックの楽しみ方を知ってもらうこのシリーズ。
前回は、まるで別人が作ったような多彩な音楽を1人で作り出し、アニメやCMの音楽にも影響を与えた菅野よう子さんでした。
今回は、数々のアーティストに楽曲提供し、アニメサントラでも数多くの有名作を手掛けた藤澤慶昌さんです。
藤澤慶昌とは
藤澤慶昌(ふじさわよしあき)さんは、主に有名作品の劇伴やアーティストの楽曲提供・編曲を行っている作曲家です。
楽曲提供・編曲では、EXILEのATSUSHIや関ジャニ∞などの有名アーティスト、劇伴ではアイドルアニメ「ラブライブ」、映画「ウルトラマン」シリーズなどを担当しており、多方面で活躍しています。
打ち込みでも生音でも対応できる幅広い音楽観で作品を彩っていて、個人的には、ピアノや弦楽器の繊細なサウンドが聞いていて心地いい作曲家さんだと思います。
代表作
アニメ「ラブライブ」より 始まりの朝
まずは、アニメ「ラブライブ」より 始まりの朝 です。
アニメの冒頭で毎回流れ、希望ある未来へ向かっていくかのような前向きなメロディラインが印象的です。
かといってただ勢いがあるだけでなく、ピアノによる繊細なタッチで年頃の女の子の繊細さも表現されているのが、非常に面白い作りになっています。
(筆者も「ラブライブ」ファンですが、やはりこの曲が流れてこそラブライブだなという印象ですね!)
アニメ映画「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」から プロローグ -決意-
続いて、アニメ映画「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」から プロローグ -決意- です。
この曲は作品の冒頭で流れるのですが、作中設定である人類滅亡の危機に瀕した絶望的な始まりを象徴するかのようです。
音楽にしては4つのパートに分けられますが、構造に繰り返しやまとまりがないからこそ印象に残りやすく、一刻を争う状態なのが伝わってきます。
時に最初のピアノの弱弱しさ、中盤のバイオリンソロの絶望的な旋律は聞いていて胸が締め付けられるほどです。
個人的に、藤澤さんの持ち味は勢いと繊細さを併せ持つ音楽だと改めて感じた曲でもありました。
まとめ
今回は藤澤慶昌さんのサウンドトラックをご紹介しました。
ピアノやストリングスの繊細さを巧みに使い分け、世界観に希望も絶望も与える藤澤さんのサウンド。
気に入った作品でぜひ確かめてみてくださいね。
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