ミュージシャンが最低限覚えておきたい知的財産権にまつわる2つのこと②作品の思いは常に守られている

ミュージシャンが最低限覚えておきたい知的財産権にまつわる2つのこと②作品の思いは常に守られている

 

前回の記事では、知的財産権のひとつである「著作権」について、初心者でもシンプルに把握しておきたい2つの事のうちの1つをお話ししました。

 

今回ご紹介する2つめは、実は意外と知られていない、アーティスト本人の意思を尊重してくれる「著作者人格権」です。

 

注意:著作権は複雑で重要かつ広く深い問題なので、簡単に把握できるものではありません。ここでは音楽初心者の雑学としてご紹介していますが、詳しくは専門の法律家にご相談する事をお勧めします。

 

パソコンとビジネス

アーティストは皆、守られている

 

著作者人格権とは、著作権に含まれる権利のうちのひとつです。

 

著作者人格権の中には、公表権、氏名表示権をはじめとする様々な権利が存在します。

 

なんだか難しそうな問題ですね。

 

しかし、プロでもインディーアーティストでも、趣味で音楽活動をするにしても、安心感をもって活動に挑める有難いものなのです。

 

 

ピアノを弾く人

作曲者の思いを尊重

 

狭義においての著作権とは、著作者本人の権利を指し、著作財産権とは著作物が使われた際、著作者に対して付与される権利です。

 

この著作者が「アーティスト」で、著作物が「音楽作品」とします。

 

著作者人格権は、音楽作品を作った「アーティストの心や意思」を保護する権利になります。

つまり、作品が外側なら、心や意思は内側です。

 

勿論、人間の内側部分の管理を何処かに委ねることなんて不可能ですので、手続きなどの必要はありません。

 

アーティストの人格や思想も、守られるべきものとして存在しているのです。

 

例えば「本人がまだ公開したくない非公開作品が公開されている」「アーティスト名やタイトルが、本人の意思と違う表記やイメージで販売される」など、これによってアーティストの利益や信頼を損ねた場合は、著作者人格権侵害にあたります。

 

また、著作権は委託や譲渡できるのに対し(譲渡の場合は本人に権利はなくなります)、著作者人格権は譲渡ができないものです。

国の法律によっては、著作者の思想をかなり最重視している国もあり、権利が譲渡されている作品でも著作者本人の思想を無視できない事も多いようですよ。

 

ただ、著作者人格権は定義も細かく、その線引きも当事者以外が把握するに難しい場合が多く、トラブルとなった場合は大変難しい問題になります。

 

「僕の名前は”太郎”なのに、”TARO”でCDを販売された!」という問題があったとして、エージェント側が「TAROで出そうって話したよね?」と言って、本人が「聞いてないよ!」と両者意見が食い違えば、それらの意思を形で確認し合うことができません。

 

著作者人格権で考えれば本人の意向が優先ですが、エージェントとの契約書にアーティスト名やパブリック展開を委ねるような条項があるのなら、締結した契約内容が有効になる可能性もあります。ですが、前述にある通り「内側」の部分であるため、契約書が最優先かどうか、簡単には解りません。

 

基本は信頼関係があるかどうかで、普通はこういったことで揉めることはまずありません。

ただ、音楽家として、自分自身が作った作品だけでなく、作品の思想や作った人間の人格そのものも同時に守られている事を知っておくと、より安心して活動に挑むことができます。

 

 

サックスを持つ人と音楽仲間

音楽活動に向けてレッスンをはじめよう!

 

前回記事に続き、今回は作品作りを前提に少し深い話しをしましたが、活動で何より必要なのは、音楽に触れることや楽器習得の第一歩です。

 

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将来、自作曲が作れるようになるかもしれません。

 

自分の演奏で自分の音楽が発信できる事を目指し、自宅でやれる事から音楽を始めてみましょう。

 

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