話のタネになる!音楽雑学!―珍しい楽器(その2)―
毎回話のネタになるような音楽雑学を提供する「話のタネになる!音楽雑学!」。
前回に引き続き、珍しい楽器をご紹介していきます。
今回も予想もつかない音の出し方の楽器が登場するのでお見逃しなく!
珍しい楽器その2
では早速珍しい楽器をご紹介していきます。
今回はいくつか初心者でも扱いやすく、手軽に手に入りやすい楽器があるので、
普段やっている楽器の気分転換にもお勧めですよ。
振動するのは口の中?口琴!
まず紹介するのは口琴(Jaw Harp)です。
金属や竹などで作られた本体を口で加え、弁としてちょろっと出ている部分をはじくことで音を出します。
口の中の体積で音色を変えられますが、基本は「ビヨ~ン」という音なので、非常にシュールな楽器です。
しかし、東アジアの民族や、日本ではアイヌ民族などが好んで使用したそうで、歴史のある民族楽器でもあります。
少し鳴らすのにコツが要りますが、普段しっかりした音楽ばかりやっている人には、こういう楽器を演奏してみるのも気分転換出来ておすすめです!
弾くオルゴール!カリンバ
続いて紹介するのは、アフリカの民族楽器・カリンバです。
鍵盤のように並んだ平たい金属棒を弾くことで音を出す楽器で、オルゴールの祖先でもあります(諸説あり)。
音色はオルゴールの祖先だけあって非常に落ち着く音で、聞いているだけだけでもいい気分になれます。
少し前に日向坂46の子が挑戦していましたが、弾くだけなこともあって簡単に演奏できそうな感じでした。
オルゴールの代わりに家においておくと、いざという時の癒しになりますよ!
自由自在にうねらせる!ゴピチャンド
続いては、インドの民族楽器・ゴピチャンドです。
いわゆる吟遊詩人などがよく使う楽器で、円柱状の部分に両サイドから棹(さお)をつけ、真ん中に弦を張っています。
円柱の底が皮になっていて、日本でいうと三味線に近い音ですね。
しかし、面白い点は左右の棹を押さえることで音の高低を操作してうねりを出すことができるところ。
弦を何かでたたいでも音が出せるので、見た目のわりに非常に自由度が高い楽器です。
咥えて鼻歌を歌うだけ!カズー
最後は、アフリカの民族楽器・カズーです。
プラスチックや金属の中にある膜で音を作り出す楽器で、咥えて声を出せば発音できるため、だれでも気軽に珍妙な音が楽しめます。
音程の正確さはその人の音程感に依存するので、鼻歌が支障なく歌える人には新しいバリエーションの音色を楽しめる楽器ですよ。
なお、日本でもJ-POPなどの現場で登場することがあり、サカナクションやスキマスイッチ、いきものがかりの曲などでも登場したこともあります。
また動画の様に、多重録音でかっこよく仕上げてしまう人もいます(笑)
まとめ
今回の珍しい楽器、いかがでしたか?
カズーやカリンバ、口琴などはお手軽な金額で手に入ることも多いので、
ただ珍しいだけでなく、実際に楽しめる楽器になっていますよ。
ぜひ、気分転換にでも珍しい楽器たちに触れてみてくださいね。
また機会があれば珍しい楽器を紹介します!