楽器をやりたい初心者のための講座 ー音楽ジャンルー
楽器を始めたい人が何から始めればいいかわからない人、いませんか?
楽器を決める上で大事なのは、ずばり「やりたい音楽・出したい音色」です。
やはり自分の好きな音楽じゃないと長続きしませんし、楽器の音が気に食わなければやる気も起きません。
今回は、その内の前者、「やりたい音楽」を少しでも明確にするために、音楽のジャンルを学んでみましょう。
なお、楽器の種類についても 別の記事 に書いているので読んでいる中で気になったものがあればそちらも見てみてくださいね。
音楽ジャンル
今回は代表的な楽器が活躍するジャンルを中心に学んでみましょう。
クラシック
クラシックはオーケストラによる音楽のことで、宗教音楽から派生してヨーロッパで長い時間をかけて歴史を築いてきました。
伝統的で形式的、気品のある音楽のようなイメージのジャンルですね。
楽器はバイオリンなどの弦楽器を中心として、トランペット、フルートなどの管楽器、そして打楽器で構成され、鍵盤楽器のピアノが入る場合もあります。
音楽の中でも最も人数が必要なジャンルでしょう。
吹奏楽
続いて、中高の部活でもよくある吹奏楽です。
こちらは管楽器を主体とした音楽形態ですが、正確には音楽ジャンルではありません
なぜなら、吹奏楽の中でジャズもクラシックもポップスもすべてやってしまうからです。
しかし、吹奏楽オリジナル曲もありますし、吹奏楽とクラシックでは雰囲気も違うのであえて挙げてみました。
構成楽器は、管楽器・打楽器と一部の弦楽器(コントラバス・ハープなど)になり、場合によっては鍵盤楽器のピアノが入ることもあります。
特徴としては、とっつきやすさといろんなジャンルの音楽ができるオールマイティさになります。
ジャズ
続いてのジャズは、アメリカを中心に発達した音楽ジャンルです。
西洋音楽の高度な音楽理論と、アフリカ系のアメリカ人の発達した特有のリズム感(ノリ、グルーブ)などが合わさって生まれました。
他の音楽に比べて、おしゃれでな雰囲気を持ち、音楽的に個々が独立して動いたり、アドリブや複雑なリズムがあるのが特徴です。
自由な音楽のため決まった楽器の種類は少ないですが、定番は管楽器ならサックスやトランペット・トロンボーン、弦楽器ならコントラバス・ギター、鍵盤楽器ならピアノ、打楽器ならドラムなどです。
しかし、他の楽器もたびたび見かけます。
ロック
ロックはアメリカのロックンロールやカントリーミュージックを起源とし、イギリスやアメリカなどを中心に広く広まりました。
フォーク音楽のプロテスト精神も受け継いでいるため、現代社会への批判的内容が入る場合がある音楽です。
比較的激しめの音楽で、パンク文化などもロックからきている文化ですね。
構成楽器は、弦楽器のエレキギターを中心に、同じく弦楽器のエレキベース、打楽器のドラムとボーカルで、ここ最近は鍵盤楽器のピアノやキーボードが入る形も多くなっています。
ポップス
最後にポップスですが、こちらは日本ではポピュラー音楽を指す言葉であることが多いので、ポピュラー音楽として解説します。
ポップスは、フォーク、ジャズ、ヒップホップ、ロックなどいろんな音楽の流れを取り入れながら発達しており、音楽形態として決まった形はありません。
タダより大衆向きにしているのでメロディがキャッチ―であるなどの工夫がされています。
そのため楽器面でいっても、決まった楽器はなく、必要なサウンドに応じて選ばれる傾向があります。
まとめ
これ以外にもラテン音楽や民族音楽、クラブミュージックなど挙げればきりがありません。
しかし、楽器選びでどういう楽器を選ぶかの参考に少しでもなれば幸いです。
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