楽器をやりたい初心者のための講座 ―吹奏楽―
前回の「音楽ジャンル」編で、楽器を決める上では「やりたい音楽」が大切ということで、楽器が活躍する主な音楽ジャンルを学びましたね。
今回はその中の1つ、吹奏楽について、楽器をやりたい初心者向けにさらに深くご紹介します。
吹奏楽とは?
吹奏楽はトランペットやサックスなどの管楽器を中心に演奏される音楽の総称です。
厳密には音楽ジャンルではなく、演奏形態の1つであると同時にその形態で演奏される音楽のことを指します。
つまり、ジャズやクラシックなどを吹奏楽という形態で演奏する、またその際の音楽を吹奏楽と言うのです。
厳密な話をすれば少し難しいですが、日本では吹奏楽でひとくくりに出来るほど有名ですし、1つの音楽ジャンルと捉えて問題ないでしょう。
編成楽器
吹奏楽はその名の通り、吹く楽器、つまり管楽器を主体とし、その他弦楽器・打楽器などで構成されます。
- 木管楽器…サックス・クラリネット・フルート・オーボエ・ファゴット
- 金管楽器…トランペット・トロンボーン・ホルン・ユーフォニアム・チューバ
- 弦楽器…コントラバス
- 打楽器…木琴・鉄琴・ティンパニなど
以上の楽器を基本とし、演奏する曲・ジャンルにより他の楽器が入ります。
例えばロックやポップスを演奏する場合、ドラム・ギター・ベースも入りますし、ジャンル問わず曲によりピアノが入ることもあります。
いずれの場合も管楽器が主体を担うことは変わらず、バイオリンなどのクラシックで目立つ弦楽器が入ることはありません。
魅力
吹奏楽の魅力は大きく3つあります。
1つ目は「音楽ジャンルにこだわらない」です。
吹奏楽は厳密には音楽ジャンルではないといいました。
そこは実はメリットであり、さまざまなジャンルの音楽を演奏することができます。
ジャズやクラシック、ポップスなどはもちろん、野球応援なども吹奏楽部がやりますよね。
厳密な音楽ジャンルではないからこそ、いろんな音楽ができるのが吹奏楽のいいところです。
2つ目は「敷居の高い音楽の中では手軽」です
吹奏楽やクラシックなどは大人数の編成になることが多く、人数が集まらないとできないデメリットがあります。
しかし、吹奏楽の場合は中高で経験している人も多く、比較的社会人でも活動できる場が多いので、手軽に始めやすいのです。
3つ目は「壮大な音楽ができる」です。
吹奏楽はポップスなどの手軽な音楽から、クラシックの壮大な音楽まで何でもこなせます。
ソロ演奏でもいろんな音楽ができたりしますが、吹奏楽では、大人数でしかできない壮大な音楽ができます。
まして手軽に始めやすいので、管楽器初心者はとりあえず吹奏楽から始める人も多いです。
どんな人におすすめ?
以上の魅力を総称すると、
- いろんな音楽ができて
- 大人数ならではの壮大な音楽ができて
- 手軽に始められる
というのが、吹奏楽の魅力だといえます。
そこから、吹奏楽におすすめなのは、
- 手軽に壮大な音楽をしたい
- いろんな音楽がやりたい
そんな人になります。
クラシックより手軽で、大人数バンドに参加しやすい土壌がある日本だからこそ、吹奏楽は非常におすすめな音楽の1つです。
まとめ
ここまで吹奏楽のことを初心者向けに紹介しましたが、いかがでしたか?
楽器を始めてみたいけど何したらいいかわからない人にとって、いろんなジャンルのやりたい曲が多くできるのは何よりいいですよね。
ロックやジャズなどに目がいきがちですが、吹奏楽もぜひ選択肢に入れてみてくださいね。
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