楽器をやりたい初心者のための講座 ー鍵盤楽器・打楽器ー
楽器の種類をご紹介してきましたが、種別の代表楽器をご紹介するのは今回が最後です。
今回は、鍵盤楽器と打楽器についてご紹介して聞きたいと思います。
どちらもなじみが深い楽器も多いですね。
鍵盤楽器の種類
鍵盤楽器は鍵盤を押して音が出る楽器のことを指します。
代表的なものにピアノがあります。
学校で使った鍵盤ハーモニカなどもあります。
ただし、鍵盤楽器は俗称でもあり、例えばピアノなら内部で弦をたたいて音を出しているので、打弦楽器として弦楽器の扱いになることもあります。
ピアノ
音楽の王道的な鍵盤楽器といえば、ピアノです。
鍵盤を押すことで、張り巡らせた弦の一部をハンマーでたたいで音を出しています。
もっとも用途が多く音楽の入り口として始める人が多い楽器です。
また、保育士試験や音楽学校などで技術を要求されることもあります。
最も定番なグランドピアノは88鍵あり、これはオーケストラの音域よりも広い音域となっています。
ピアノの調律士だけでも仕事になるようなシンプルにして奥深い楽器です。
打楽器の種類
打楽器は叩いて音を鳴らす、という原始的な発想から、最も昔から存在した楽器の種類だといわれています。
明確に音程を取るものと取らないものに分けられ、打楽器でも代表とされるドラムは音程をとらない楽器で、音作りとリズムを作る役割が与えられます。
一方音程をとる楽器である木琴・鉄琴は鍵盤を有しており、打楽器であるがゆえに複数の音を鳴らせるため単体でハーモニーを作ることもできます。
ドラム
まずは打楽器の代表格、ドラムです。
正確にはドラムは太鼓単体のことを指し、よく知られている「ドラムセット」は大小さまざまなドラムやシンバルを合わせたものを指します。
それぞれに明確な音程はありませんが、高低様々なドラムとシンバルを組み合わせながら、リズムつくり・演出などで活躍します。
主にロックバンドで使用される印象が強いですが、ジャズや吹奏楽などでも使用されます。
ティンパニ
続いてはティンパニです。
明確な音程をとらない太鼓の中ではめずらしく音程を明確に取る太鼓であり、単体のティンパニは複数の音程の中1つの音程を指定して使用します。
多くは4、5台セットで使用され、音程があることで複数音程を使い分けるような演奏ができます。
クラシックや吹奏楽作品でよく使用されます。
木琴・鉄琴
(動画は木琴のマリンバ)
最後は木琴・鉄琴です。こちらは吹奏楽からクラシック、ジャズまで幅広く使用されます。たたいて明確な音程を出せる鍵盤打楽器でもあることから教育の場面でも使われることがありますね。
木琴はゆっくり響く優しい音、鉄琴はすぐ響く堅い音が特徴ですが、どちらも正確にはさらに種類が存在します。
まとめ
ここまで、4回にわたって金管楽器・木管楽器・弦楽器・鍵盤楽器・打楽器と紹介していましたが、お気に入りのものは見つかりましたか?
この種類をざっくり覚えておくと、楽器選びがぐんと楽になりますし、好きな音楽の危機い方も少し変わってくると思いますよ。