実力派を目指す男Vo.なら聞くべき偉大な男性ジャズアーティスト③

実力派を目指す男Vo.なら聞くべき偉大な男性ジャズアーティスト③

 

フランク・シナトラに続き、前回の記事ではジャズのトリオスタイルに大きな影響を与えたナット・キング・コールをご紹介しました。

 

シナトラもコールも、伸びやかで深く艶のある歌声が特徴。

 

今回は、声の本質と個性が発揮された、偉大なこの方です。

 

 

ステージカーテン

Louis Armstrong

 

トランペッター、作曲家、そして歌手としても名高いルイ・アームストロングです。

 

サッチモ(Satchmo)という有名な愛称のほか、サッチ(Satci)やポップス(Pops)という愛称でも親しまれていたアームストロング。

 

ジャズ奏者としてだけでなく、人々がすぐに認識できるほどの印象的な、豊さのあるしゃがれた声も魅力のひとつでした。

 

 

Moon River

 

余談ですが、日本で人気のバンドSuchmosのバンド名の由来はアームストロングの愛称とも言われていますよね。

 

独創的なトランペットとコルネット奏者であるアームストロングは、歌詞とメロディーを自在に操る即興演奏家でもあり、スキャットのスキルも高い評価を得ていました。

 

1926年に録音された「Heebie Jeebies」が、ジャズ史上初のスキャット歌唱録音と言われています。

 

Heebie Jeebies

 

 

存在感のある声、スキャットやトランペット演奏が繰り広げられるステージはカリスマ的人気を誇り、当時まだ人種差別の強かったアメリカのポピュラー界で成功を収めたアフリカ系アメリカ人エンターテイナーの1人です。

 

 

努力を惜しまず才能を発揮

 

ルイジアナ州ニューオーリンズで生まれたアームストロングは、幼少期、貧困区域の中でも特に抗争が絶えないと言われる、荒れた地域で過ごしました。

 

11歳で学校を中退したアームストロング。

 

その後、義理父の銃を借り、空中に空砲を放った事で逮捕され、ニューオリンズの少年院で過ごす事になります。

 

しかし、その少年院の中のバンド演奏でコルネットのスキルが磨かれて行ったのです。

 

出所後、ニューオリンズの遊覧船でのブラスバンドからキャリアをスタートして経験を積んだアームストロング。

当初は耳で全て学んでいた音楽を、20歳になる頃には既に楽譜を読めるようになっていたそうです。

 

最初の録音は1923年。

Sweet Loving’ Man

 

その後もジャズバンドやピット・オーケストラで演奏を積みながら、ヴォーカリストとしても成功を収めるようになりました。

 

中でも1931年に録音された「Lazy River」は、ヴォーカリスト、アームストロングの持つ才能と独特な世界観が確立された作品とも言えます。

 

Lazy River

 

うなるような声、トランペット演奏のようなスキャット、記譜されたメロディーを無視し、即興的にメロディーを分解して独自に歌ったその録音は、当時の歌手としては画期的なアプローチでした。

 

そのスキャット・スキルの高さは、彼のトランペット奏者としての経験から成るものであり、楽器スキルの向上と共に、スキャットは更に磨かれて行きました。

 

彼のヴォーカルスタイルは多くの歌手に影響を与えたと言われています。

 

 

素晴らしい音楽を学ぼう!

 

1950年以降もヒット曲を連続し、日本にも来日。

 

1967年に世界的ヒットとなった「What a Wonderful World」の歌唱を始め、俳優としても数多くの作品に名を残しています。

 

1971年にその生涯を終えるまで活躍し、画期的なジャズアプローチを行ったパイオニアの一人、アームストロング。

 

What a Wonderful World

 

まさに「音楽の世界は何て素晴らしいんだ」と、教えてくれます。

 

 

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