『海外の音楽風景』ロンドンのジャズセッション人気曲④

『海外の音楽風景』ロンドンのジャズセッション人気曲④

前回の記事で、イギリス・ロンドンのセッション会場で定番人気のポピュラーソングをご紹介しました。

 

今回ご紹介するセッション人気曲は、ジャズスタンダードの名曲の、こちらです。

“Summertime”

Composer:George Gershwin

Lyrics written : DuBose Heyward, Ira Gershwin

 

「Summertime」は、1935年にオペラ「Porgy and Boss」のために作られたアリア。

後に、ポピュラー音楽としてもジャズスタンダードとしても、不動の人気を誇る名曲となりました。

 

1936年にビリー・ホリデイが録音した作品が、同曲の初のUSポップチャート入りと言われています。

 

以降、マイルス・デイヴィス、ビリー・スチュワート、サム・クック、ハービー・ハンコックなど数々の音楽家達によって演奏された「Summertime」の録音は、その数25,000を超えるとか。

 

マイルス・ディヴィス

 

サム・クック

 

「Summetime」の名演奏をあげたらキリがありませんよね!

 

イギリス近衛兵の楽隊

選曲は、自分が楽しくなれるかどうか

 

突然ですが、イギリスは天気が悪くて寒い国だと思っていませんか?

緯度で見ると随分北に位置しますが、西岸海洋性気候のため過ごしやすく、気候も日本とあまり変わりません。

 

しかし、冬の間は陽が短く、暗い時間帯が多く、曇りの日も多いのは確か。気分も少し暗くなります。

 

反対に、夏は晴れの日が多く、4月末頃から9月頃までは陽が長くなり、特に6月頃は22時頃でも外が明るいのです。

 

そんな夏が待ち遠しくてたまらないのですね。

 

「Summertime」が人気の理由はこれ。

「もう夏だな」という気持ちを思い起こさせること。

 

演奏したい、聞きたいと思う曲は、自分が楽しくなれるかどうかだけですよね!

 

笑顔で演奏する子供達

 

純粋な思いで音楽を楽しむ

 

彼らの言う「夏」は、サマータイムを指します。

イギリスのサマータイムは、毎年3月の最終週の日曜日に開始し、10月最終週の日に終了します。

そう、もうすぐ夏なんですよ。(笑)

 

日本は、月ごとに四季の印象がはっきりしているので、梅雨が明け、夏休みが近くなると「夏」という感覚になります。

しかし、イギリスではサマータイムに入るともう「夏」と言う気分になるんですよね。年間を通しての気候は日本とあまり変わらないのに、不思議です。

 

実は、このサマータイムは年間の半分以上に当たるんですよ。

つまり年間のほとんどが夏なのです。(笑)

 

この季節を待ち望んでいたかのように、3月末になると「Summertime」をセッション会場で聞く事が増え始め、それが10月末まで続きます。

 

もちろん、名曲であることでの人気に間違いはありませんが、「Summertime」の曲に、奏者達もオーディエンスも物凄く盛り上がるのは、彼らの純粋な思いあってこそのような気がします。

 

7ヶ月は安定して使える曲ですよ。(笑)

 

 

サックスを吹く女性

気軽に楽器に触れて、音楽ライフを楽しもう!

 

ジャズスタンダードとしてだけでなく、オールジャンルで使えるのもこの曲の良いところ。

 

ロック、ブルーズの名録音としては、やはりジャニス・ジョプリンですよね。

 

これまで、ロンドンセッション人気の曲をご紹介してきましたが、ブルース形式を把握し、「Ain’t No Sunshine」と「Summer Time」を覚えておけば、海外でも恐れる事なくセッションを渡り歩けそうですよね!

 

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気軽に楽器や音に触れることから始め、日本、そして世界へと広がる音楽ライフを目指して一緒に頑張りましょう!

 

 

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