★初心者はまず名曲を聴こう!ー吹奏楽(その1)ー
楽器技術は練習すればおのずと上達します。
しかし、楽器だけうまくなっても実は意味がありません。
楽器の技術が上手くなったとしても、自分が演奏する音楽の意図や良さが分からなければいい演奏をすることはできませんよね。
つまり技術のほかに、音楽の意図や良さが分かる音楽センスをが必要なのです。
そして音楽センスを磨くためには、たくさん曲を聞くことが一番です。
でもどの曲を聴いたらいいかわからない人もいますよね。
そんな初心者ために、音楽の分野ごとに名曲をご紹介します。
ぜひ聞いてみてくださいね。
今回は吹奏楽編です。
吹奏楽の名曲(その1)
アルヴァマー序曲 / ジェイムズ・バーンズ
最初はジェイムズ・バーンズ作曲の吹奏楽曲 アルヴァマー序曲 です。
キャッチなメロディで多くの吹奏楽団体に演奏されています。
タイトルとなったアルヴァマーは、アメリカカンザス州にあるゴルフ場からとられており、吹奏楽の中でも非常に完成度が高い曲ながら、演奏難易度は比較的優しめで演奏していてもとても気持ちいい作りなのです。
特に序盤・終盤の早めの曲調から、ゆったりとした中盤の叙情感のギャップがとても気持ちを曲に引き込んでくれます。
前向きな曲調でもあり、とてもライトに聞きやすい曲ですね!
エル・カミーノ・レアル / アルフレッド・リード
続いては、20世紀を代表する作曲家の1人であるアルフレッド・リードが作曲した エル・カミーノ・レアル です。
エル・カミーノ・レアルとはスペイン語で「王の道」という意味です。
アメリカ・カルフォルニア州にこの名前を冠した道があり、そこからリードが国王の行列を思い浮かべて作曲しました。
コード進行にはラテン的なものが使われており、実際ラテン系の激しい踊りに使われそうな音楽ですよね。
日本国内でも吹奏楽コンクールなどを中心に広く演奏されています。
マゼランの未知なる大陸への挑戦 / 樽屋雅徳
最後は樽屋雅徳さんによる マゼランの未知なる大陸への挑戦 です。
樽屋雅徳さんは吹奏楽界隈の若者を中心に、作曲した曲が人気を集めている作曲家です。
この曲は、いわゆる大航海時代に世界一周を成し遂げたフェルディナンド・マゼランの航海がモチーフとなっており、まるで世界を回るように様々なパートが登場します。
世界一周するような気分になれるだけでなく、キャッチーで演奏してても楽しい曲です。
最初はややむずかしいテンポですが、そのテンポが航海のワクワク感を生み出していますよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。吹奏楽は部活のイメージが強く、なかなか大人になって手を出す勇気がわきませんが、
以外とクラシックばりのちゃんとした曲もやっていますし、叙情的な曲もやっています。
いろんな音楽を聴くことで音楽的センスが深められると思うので、今後もご紹介していきますね。