実力派を目指す女Vo.におすすめしたい、R&B・ソウルシンガー
前回の記事では、実力派を目指す女性ヴォーカリストなら、外すべからずとも言える2大女性ヴォーカリストをご紹介しました。
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今回は、実力派を目指す女Vo.におすすめのR&B・ソウルシンガーをご紹介します。
Chaka Khan
ご存知、チャカ・カーンです。
ソウルシンガーとして現役で活躍、度々来日しているチャカ・カーン。
ディスコサウンド全盛の80年代サウンドで、名曲を数々残しているチャカ。
そのソロシンガーとしての印象が強い人も多いのではないでしょうか。
90年代にホイットニー・ヒューストンの歌唱で大ヒットを記録する、「I’m Every Women」も、元はチャカのヒットチューンです。
実は、チャカは70年代のファンク全盛期にデビューした「ルーファス」というファンクバンドのボーカルでした。
かっこいいですね!
個人的には70年代サウンドが断然好きです。(笑)
チャカの録音にはスタンダードをファンクテイストでカヴァーした作品も多いです。
「チェニジアの夜」
ヴォーカルソロとして練習曲を選ぶなら、Through The Fire辺りが楽しいですよ。
実は、もう一人ご紹介したい大御所女性シンガーがいるのですが・・・
そちらは歴史が長すぎるので、改めるとして。
今回は別テイストでもう一人、偉大な女性シンガーをご紹介します。
「イギリスのR&B界の宝」とも言われた、こんなアーティストです。
Amy Winehouse
エイミー・ワインハウスです。
ご存知ない方も、この曲は聞いたことがあるのではないでしょうか。
2008年にグラミーを受賞したアルバム「Back to Black」より。
「Rehab」です。
自らのリハビリ体験を曲にしたと言う、彼女の大ヒット曲のひとつです。
ルックスのインパクトも強烈かもしれませんが・・
Tears Dry On Their Own
その音もさながら、ステージングも前回の記事でご紹介したアレサやエラの時代の雰囲気が出ています。
余談ですが、動画のバンドの方々、普通にロンドンのジャズセッション会場に居ます。(笑)セッションにはプロの方も凄く多いのです。
2003年にデビューしたエイミーは、サラ・ヴォーンのような低音の深い歌唱と、ビバップを取り入れた50~60年代を彷彿させる音楽スタイルで、独自の個性と世界を表現しました。
彼女の髪型もビーハイブヘアと呼ばれる60年代流行のもの。
エイミー自身も、とりわけジャズは自身の音楽に大きな影響を与えたと語っています。
全ての曲を手掛け、唯一無二の「魂の声」で歌うエイミーがイギリスを制し、世界のグラミー賞をとるまでに時間はかかりませんでした。
しかし、その輝きは僅かな時間だったのです。
実はデビュー当初はこんな雰囲気だったんですよ。
ルックス控えめ!
でも、そのブルース感は既に大物。
恋人の影響で薬物やアルコール依存症になり、奇行を繰り返すようになったエイミー。
マスコミの執拗なバッシングを受け続け、更に薬に依存、その姿も精神も徐々に崩壊していきました。
ポールウェラーを始めイギリスの著名人達は、薬物やマスコミから彼女の歌声を守ろうと声をあげていました。
しかし2011年、27歳の若さで自宅でひとり、この世を去ったのです。
原因はアルコール中毒と言われています。
生前彼女が残したアルバムは僅か2枚でした。
奇しくも「27歳」という年齢で亡くなったことで「ロックの都市伝説」のひとりに加わり、悲しい伝説を残すことになったのです。
最後に、エイミーの素晴らしいバンド・セッションをどうぞ!
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