『海外の音楽風景』ジャムセッションの魅力 〜ロンドン・ブルース編①〜
楽器や歌を学んでいる方なら、ステージの上でも演奏を披露したいですよね。
そんな時におすすめしたいのが、ジャムセッションです。
ジャムセッションとは、主に音楽バーなどで開催されている事が多い即興型ライブの事。
通常のライブは、バンド仲間を集めるところから始め、ブッキングや告知の準備など大変ですが、セッションにそれらは不要!
楽器ひとつ持ってその会場へ向かえば、同じく訪れたミュージシャン達と一緒にステージで演奏を楽しめます。
初心者からプロの方まで、気軽に参加できるライブ体験としてもおすすめです。
Coolish Musicでは、これから音楽を始める方、楽器をもっと上達させたい方のレッスンをサポートすると共に、セッションを体験できる場所のご提案も可能です。
海外でも、音楽は全ての人にとって身近な存在であり、会社帰りにカラオケボックスに立ち寄る感覚で気軽にセッション場所に訪れる方が大勢います。
そんな海外のセッション事情を、イギリス・ロンドンの音楽風景からご紹介します。
ジャズからブルースまで、様々なセッションを渡り歩けるロンドン
イギリスで普及している音楽と言えば、ロックやテクノミュージックを思い浮かべる方も多いと思います。
実は、意外にも街で一番身近な存在が「ブルース」なのです。
ロンドンにはセッションを行なっているバーやパブが数多く存在し、月曜日から日曜日まで、様々なジャンルのセッション場所を渡り歩くことも可能です。
その中でも圧倒的な開催数を誇るのがブルースのジャンル。
アメリカ南部から発祥したブルースは、孤独感や悲壮感漂う歌詞に、魂を絞り出すような歌唱や演奏が特徴。
その世界観や渋いイメージに少し敷居が高く感じるように思うかもしれませんが、実はロンドナーにとってのブルースは始めの一歩。
アメリカから海を超えてイギリスへと渡ったブルース音楽は、ビートルズやローリングストーンズをはじめとする数々のバンドに影響を与え、その後のUKロック音楽の革命へと繋がっているのです。
そんなブルースを気軽に楽しむために、セッションにはミュージシャンばかりではなく、会社員の方から定年後の年配の方まで、様々な人達が訪れています。
ブルースのセッション現場を覗いてみよう
ブルースセッションに譜面の持参は不要です。
12小節3コードの転回がブルーズセッションのルールです。基本的なブルーズ形式を把握していれば大丈夫。
初心者の方も、事前にオンラインスクールで少し学んで慣れておけば、安心して即興演奏が楽しめますよ!
ロンドンでは1ステージ参加につき3曲の演奏と決められており、ボーカル(ボーカル&ギター)、サックスなどの主旋律を演る奏者がキーとテンポをその場で決めて他のパートに伝え、指揮を取ります。
カヴァー曲の場合でも12小節3コード構成であれば可能なので、その場合は曲名も一緒に伝えます。
他のセッションバンドと曲目が被っても問題ありません。
他の人たちと同じ曲を演奏する事になっても、皆が知っててやり易い曲の方が好まれます。
オーガナイザーは、参加者の面子を見ながら誰もが演奏し易いようにセッションメンバーを構成しているので、初心者の方でも安心です。
目指すは「格好よくジャズを演奏すること」
ロンドナーにとって、ブルーズのセッションは気軽に参加出来て身近に音楽を楽しめる娯楽の場所なのです。
そして、ロンドナー等が次に進むセッションは「ジャズ」。
格好よくジャズでセッションするミュージシャンは、皆が憧れます。
ロンドンのジャズセッションって一体どんな風景なのでしょうか?
次の記事でご紹介したいと思います。
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