大人になってから始める楽器 トロンボーン編
人の声に一番近いといわれている「トロンボーン」
活躍するジャンルはオーケストラ、吹奏楽、ジャズと多岐にわたります。
また、「サックス」、「トランペット」、「トロンボーン」3つの楽器はホーンセクションと呼ばれ、ポップスバンドなどに参加することが多く、楽しみの幅が広いです。
今回も「どの楽器を始めるか迷っている方」向けにトロンボーンの特徴とオススメの曲を紹介させていただきます。
トロンボーン
良いところ
- 吹奏楽、オーケストラ、ジャズなど多くのジャンルに渡って活躍できる
- トロンボーンの特徴的な奏法と音域が広いこともあり、表現の幅が広い
懸念点
- 練習時にミュートを装着して演奏するなど騒音問題に配慮する必要がある
- 購入するトロンボーンの種類によって受け持つパートが限定されてしまう
トロンボーンはほかの楽器にはない、スライドの機構を使用して音程を変化させます。
そのため「グリッサンド」や「ビブラート」などの表現が比較的に他の管楽器より容易です。
グリッサンドとは動画のような奏法です。
トロンボーンオススメの楽曲
今回もフルート編と同じく「クラシック」と「ジャズ」のジャンルからオススメの楽曲を紹介させていただきます。
まず初めにラヴェル作曲の「ボレロ」を紹介します。
この楽曲はオーケストラとしては珍しく様々な楽器が同じフレーズをソロで披露していきます。
今回はトロンボーンを抜粋した動画ですが、興味を持たれた方はぜひ全曲聞いてみて下さい。
「ボレロ」のソロはプロのトロンボーン奏者でもたまに失敗してしまうほど、ソロの難易度が高いといわれています。
「プロによるボレロのトロンボーンソロ失敗集動画」がまとめられてしまうほどです。
次に紹介するのはワイクリフ・ゴードンが演奏する「WE’RE STILL HERE / HE’S ALRIGHT」です。
トロンボーンがフィーチャリングされた構成のビッグバンドジャズです。
トロンボーンのパワフルなサウンドと「コールアンドレスポンス」などジャズ特有の演奏などが楽しめる楽曲となっています。
トロンボーンの種類
「トロンボーンを購入する!」となったとき、3種類のトロンボーンから選ぶことになります。
テナートロンボーン

一番ポピュラーな「テナートロンボーン」
ジャズやポップスバンドの奏者はほとんどがこの種類を使用しています。
鮮明な音色が特徴ですが、体格が小さい方にはスライドを最大限に伸ばす必要があり、演奏が大変である難点もあります。
テナーバストロンボーン

先ほどのテナートロンボーンにロータリーという機構がアタッチメントとして追加されています。
体格が小さい方でも低音域を演奏しやすくなるというメリットもあり、中高生などが購入する場合「テナーバストロンボーン」が選ばれることが多いです。
バストロンボーン

今までに紹介した2種類に比べ、低音域がより演奏しやすいというメリットがあります。
ただ、初心者のかたが最初に取り組む楽器とは言えず、演奏するパートも低音域のため楽しみが制限されてしまいます。
また、上記3種類のトロンボーンに「太管」「細管」と呼ばれる要素もあります。
オーケストラや吹奏楽では「太管」が適しており、「細管」がジャズに向けなど細かい違いがあるのです。
まとめ
いかがでしょうか。今回はトロンボーンの特徴とオススメの楽曲をご紹介させていただきました。
トロンボーンに興味を持った際どの種類を選ぶかなどが非常に悩ましい要素があります。
いきなり購入するハードルが高ければ楽器レンタルもオススメです。
Coolish Musicではトロンボーン以外にも楽器購入時などのアドバイスもしております。
まずは気軽にお問い合わせください。