『海外の音楽風景』音楽舞台を陰で支える人たちの驚くべき音楽スキル
前回の記事では、日本と海外のミュージシャンの活動スタイルの違いや、海外のアーティスト達の音楽生活について少し触れさせて頂きました。
自由に楽器に触れよう
海外でも、気軽に自由に音楽活動を始めるために、楽器を習得することはポピュラーな方法の一つです。
Coolish Musicのオンラインレッスンでは、自由なスタイルで音楽を学ぶ事ができます。
活動の一歩としてもおすすめです。
今回は、表舞台で華々しく輝くアーティスト達を陰で支える音楽業界の人たちにスポットを当ててみたいと思います。
海外の裏舞台の人たちって、どんな感じでしょう?
世界の音楽を支えていく
世界共通で、アーティストであれば裏で支えてくれる人達に感謝しなければいけません。
セルフプロデュースをして、個人で管理しながらインディー活動を行っていたとしても、音楽を配信するには配給会社の協力が必要であり、物販には多くの人の手がかかっており、イベントやライブ会場には舞台監督を始めPAや照明担当などスタッフが大勢います。
一歩上の段階に上がっているアーティストであれば、エージェントのサポートや、レコードレーベル所有のスタジオでレコーディングを行い、個人であれば、宅録出来る方を除いてはレコーディングスタジオを利用して録音します。そこには最低でも1人のエンジニアはいますよね。
今あげた方達は、それらの専門家であり、知識と技術を持っています。
そして、表舞台に立つアーティストは、演奏や歌唱、パフォーマンスの技術や才能を持っている専門家です。
それぞれが、それぞれの分野で一流の才能を発揮して活動しています。
海外は、この両方が一色担になっている事が多いのです。
一体どういうこと??
ローディーの方が上手いは当たり前?
プロデューサーからダイレクトに指示を受けるレーベルのレコーディング、そのエンジニア。素人でも借りる事が出来るレコーディングスタジオのエンジニア。
これらの人は、海外ではアーティストより演奏も歌も上手い人がほとんどです。
「さっきのテイクは音程悪いね」
「リフはこう弾いて」
など、意見をするとき、実際に自ら歌ったり演奏して手本を見せるのですが、アーティスト本人より上手い事がほとんどで、大抵本人は凹んでいます。
例えば(売れる曲を作れとか、もっと演奏を上手くとか意見ばかり!)というスタッフへの愚痴も、時には言いたくなる時だってあります。
この愚痴が、海外では言えません。意見や注意と同時に、目の前でお手本を見せられ、それが自分より上手く、スキルが高いのですから・・・
アーティストは必死で修正演奏するまでです。
ミュージカルの同行スタッフやバンドのマネージャーが、アーティストより演奏スキルが高いというのもよくある事です。
有名バンドのローディーが、実はそこそこ有名アーティストという事も結構あります。
はっきり言ってしまえば、裏方の人たちの方が音楽の才能があるかもしれません。
なぜ裏方をやっているのかまでは分かりませんが・・・・
超越すると表舞台には興味がない人も、中にはいるかもしれませんね。
日本でも、スタジオミュージシャンや、音楽講師やトレーナー、コーラスやバックバンドなど、音楽演奏の裏舞台を支える人たちのスキルは、スポットを浴びる人よりも遥かに高い事が多いです。
しかし、エンジニアがプロ歌手より歌が上手いとか、ローディーの方がギターが上手いというのは、かなり不思議な光景です。
何れにせよ、日本も海外もそういった人達が裏舞台を固めている事で、音楽シーン全体の水準を高めているのかもしれません。
次の記事では、アーティストの「時間の使い方」に焦点をおいてみましょう。